ココペリハウスのあれやこれ

京都の里山にある‘ココペリハウス’の日々のことを綴ります。田舎暮らし、循環農法、山羊との生活、山里の四季などの記録です。

雨にも負けず

薪窯ピザ屋をしました。

南丹市日吉町にあります、

「森の学び舎 五ヶ荘」にて行なわれたオープンデー。

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1月に練習した薪窯ピザ屋、本番です!

 

今日のピザの生地には、ココペリ  ファームで育てたライ麦を配合しました。

ライ麦が入ることで、カリッとした生地に仕上がりました。

 

 

ずっと雨予報でしたが、小雨で済むことを祈りつつこめこも連れて行くことに。

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薪用の丸太の上で嬉しそうに遊ぶこめこさん。

 

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食べる草は少ないけれど、

近くに一緒に居れる&遊ぶところがある。

とってもご機嫌さんです。

 

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雨が降ったり止んだり、

寒すぎず、降りすぎず、程よい流れで

のんびりと楽しみながら過ごす。

 

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流し風ライブも突如始まる。

アザラシさん、素敵な歌をありがとうございます!

 

15時をすぎて雨足が強くなり

すこし肌寒くなってきた頃。

 

気がつくとこめこが見当たらない。

あれ?!こめこー???どこー?!

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こんなところに居ました。

 

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此処は暖かいね!

雨宿りもできるし、賢い!

 

しばらくすると、うとうとと寝始める。

幸せそうー。

 

そんなこんなで蛍の光を歌う放送が流れ

楽しいイベントはおしまい。

 

他の出店やステージ等々を見に行けず

全体の雰囲気が伝わりにくいかもしれませんが

のんびりゆったりな空気が流れる

とっても素敵な一日でした。

 

薪窯Pizza、またやります!

お楽しみに〜〜

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念願の、味噌仕込み。

3月8日。本日快晴。

味噌仕込み日和!

 

「お味噌を作りたい。

でも、作るなら、

自分で育てた大豆で作りたい!」

 

一年半越しの、念願の、

「自前大豆・手前味噌」の仕込み完了です!

 

大豆を育て、乾燥させ、

脱穀・選別作業を経て

やっとこさ準備ができた大豆。

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全部で6.5キロほどありました!

(300g程こめこに喰われました🤣)

(お腹なんともなくてよかった!)

 

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こちらは去年仕込んだお味噌です。

表面にカビが生えてしまいましたが、

まろやかで深みのあるお味噌。

手作り味噌ってこんなに美味しいんだ!

と、感動しました。

こちらのお味噌のお豆は、

農薬不使用で育てた大豆で購入したものです。

その豆を少しとっておき、夏に畑に蒔きました。

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さて、本題のお味噌の仕込みです。

味噌仕込みの前に材料の仕込み作業があります。

前日の昼に、計7キロの大豆を洗い水に浸ける。

(1キロ購入しました)

油断してたけど、水を含むと2倍ほどの量になるんですね。

鍋から溢れるかと思った。

 

そして、当日。

朝8時半から窯に火を入れる。

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ドドーン!とお鍋二つです。

薪で炊くのにこだわりがある!と言いたいところですが、

何時間もガスの付けっ放しは勿体無いので… …

薪の方が風味が美味しくなる、と良く聞きます。

一石二鳥!

 

9時過ぎからグツグツし出し、

それから1時間ほどは

大量のアクが出るし、とらなあかんし、

沸騰するわ、ふきこぼれるわ。

火力の調整に、水足しに、薪足しに、、、

火の番担当は一人でてんやわんやでした。

 

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今年もしました。

味噌作りながらのバーベキュー。

鉄板の上には鶏肉のみ(笑)

美味しいお肉を頬張って、贅沢な時間でした。

 

沸騰から約4時間。

ぷにっと潰れるくらいに柔らかく煮えたので、お湯からあげます。

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この時点で、もうとっても美味しい!

一緒に作りにきていた、

1歳の子がパクパク食べてました。

 

そして、この煮えた大豆を つぶす。

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塩と麹を均等に まぜる。

 

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空気を抜きながら丸めて、

甕に叩き入れる!

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合計35キロ前後、できあがりました。

それをお友達と分け分け。

それぞれのお家へ持ち帰り経過報告しながら、

来年の味噌作りの時に食べ比べしよう!

ということになりました◎

 

おいしくな〜〜れ!

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こめこの いちにち。

毎日まいにち飽きずに

わたしを癒してくれるこめこの1日を

皆さまにもお届けしようとおもいます◎

 

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朝、ちょっと明るくなってきたら

朝ご飯(軽食)食べる。

 

あったかくなってきたら外へ。

はやく出して〜とゆるやかに催促。

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外に出たらとりあえず遊ぶ。

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ひたすら遊ぶ。

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椿たーべよっ と
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遊んで気が済んだら

食べる。

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一心不乱に食べる。
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腹が満たされて、お昼寝。

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縁側から構ってアピール。
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やっぱり日向ぼっこする。
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食べる。

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食べるたべる。
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寝る。
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だれか来ないかな〜〜

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日が暮れて涼しくなってくると

はやくおうちに入れてくれと呼ぶ。

 

夜食を小屋に入れてもらって寝床へ帰宅。

 

こうしてこめこの1日は過ぎてゆく…

 

なんとも優雅な日常…!

 

1週間に1度くらい

こめこと生活を交換したいナ。

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「だからこそ」のモノを作りたい。

今年から、ココペリファームで

お米を作ることにしました。

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米作りには携わったことがありますが、

自分たちが主体でやる米作りは初めてです。

 

私たち二人と一匹で作れる規模で、やり方で、

尚且つ私たちだからこそ作れるお米

を作りたいとおもっています。

 

無理のない範囲での手植え、手刈り。

農薬や化学肥料に頼るのではなく、

なるべく人に優しく自然にもやさしい方法で。

 

そしてそれを作る場や過程に

たくさんの人とのつながりや笑顔が生まれればよいなと思っています。

 

私たちだからこそ作れるお米。

それは、

「ココペリハウスでの暮らしの産物を循環させてつくるお米」です。

 

【田んぼの草刈りをこめこと一緒にする。

   こめこの堆肥を田んぼに入れる。

   できたお米は私たちが頂く。

   稲藁はこめこのエサに。】

 

やぎのこめこは癒してくれるだけではありません!

草刈りもするし、こめこの小屋に敷いているおが屑が堆肥にもなります。

 

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こめこの小屋の中にはおが屑が敷いてあります。

おが屑は小屋の中でしたおしっこを吸い取り床がびしょびしょにならないようにしてくれます。もちろん防寒効果も。

夜は毎晩小屋の中で過ごしているので、糞尿が溜まります。

冬場なら3週間〜1ヶ月くらいで床替え。

糞尿が混ざったおが屑を堆肥場に出して新しいおが屑を入れてやります。(季節によって量や頻度を変えます。)

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床替えをしていると、

「私のお家で何してるのー?」

とこめこのチェックがはいります。

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今回は一輪車で山盛り4杯分のおが屑。

これを堆肥場へ積みます。

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古い物と新しいものを混ぜながら、

少し米糠を混ぜることもあります。

何ヶ月かおきに天地をひっくり返します。

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下の方からこんな幼虫が。

手袋と比べると…デカイですね。

カブトムシの幼虫かな?

 

この堆肥の山には

野菜のゴミや米ヌカ、集めた落ち葉や木くず、刈った草なども混ぜています。

 

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これを米を作る田んぼに撒きます。

量は…適当。

 

というのもこの田んぼ、

昨年の夏〜秋に1/3をJA出荷用の伏見唐辛子を、1/3を私たちが大豆を、あとは草ボウボウで放ったらかし、にしていました。

なので肥料が残ってるとこと無さそうなところと、ぐちゃぐちゃ。

少しずつ、2〜3年かけて調整していきたいなと思っています。

 

とりあえず一年目。やってみる。

 

わからないことだらけで

不安要素盛りだくさんですが

少しずつ準備はじめています。

 

上手くいくのか

どんなになるか

ドキドキ ワクワク ニヤニヤ

 

◉5月24日(金)、25日(土)26日(日)の

三日間で田植えをします!

詳細が決まり次第お知らせ致します。

是非ご参加くださいませ〜!

 

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鶏を捌いて頂く会

鶏を絞めて、捌いて、頂く会を開催しました。

以前にも鶏をさばく投稿をしましたが、

今回は絞めるところからです。

 

事の始まりは、昨秋。

とあるイベントで出会い仲良くなった方が

「鶏を捌いてみたい」と言っており、

 

じゃぁやろう!!

と、言う事で

私の仕事先、美山の養鶏場「流胤」で育った

真っ白でぷりっぷりの京美白どりを頂きました。

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トサカが生えてきた、雄ですね。

胸肉がパツパツです。

この鳥で90日前後です。

両手で持っても、重い…

3〜4キロはあったと思います。

 

「鳥を絞める」には、意外と準備するものがたくさんあります。

・ナイフ。

鳥の皮もスッと切れるようによく研いで置かなければいけません。

・鳥を吊るす場所。

様々なやり方がありますが、今回は脚立にしました。血が流れ出るので、水を流せる場所又は染み込んでいく地面がよいかと。

・お湯。

毛穴を拡げ、羽根が抜けるようにします。今回は気温も低いので、61度になるよう調整しました。鳥がまるまる一羽入る量が必要ですので、意外とたくさん必要です。

・タライが3つとバケツがいくつか。

むしった羽を入れたり、水で洗ったり流したり、鳥を冷やしたり。

・氷

羽根抜きが終わった後に鳥を冷やします。そうする事で脂が固まり肉がしまって、捌きやすくなります。

 

準備が整ったところで、いざ。

 

鳥を脚立に逆さに吊るし、

首右側の頸動脈を探し当て、スッ。

 

首は切り落としません。

頸動脈だけを切ることで血を流し出します。

 

この瞬間は、何度立ち会っても慣れるものではありません…

そしてしっかりと美味しく頂かなければと身が引き締まります。

 

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血が抜け切ったことを確認し、羽根を抜きます。

羽根の奥の皮にお湯が均等に当たるよう、ジャバジャバと何度も動かします。

一番抜けにくい手の部分の羽根がほろほろと抜けるようになった頃合いを見計らい、湯からあげて、毛穴が閉まる前に急いで羽根を抜きます。

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抜けにくい羽根や汚れアカなどをタライのプールでお掃除。

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産毛を炙り(今回は炙り忘れた…)

鶏糞を出し切り

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キンキンに冷えてもらいます!

 

今回集まった参加者は、

大阪から3名、京都市内から3名、南丹女子が3名。

半分以上が街から来ており、

鳥を絞めるのは街メンバー全員がはじめて。

 

鳥の状態から氷水に入れるまでの間間で

「美味しそうに見える?」と尋ねるも、

ここまでではまだ美味しそうには見えない、とのこと。

(私には生きてるうちから美味しそうに見えていました…)

 

しばらく氷水で冷やした後

台所へ移動し、捌く。

(鳥捌きの順序や写真は、前回の投稿で。)

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捌きを覚えたい“田舎女子”と

興味津々な“都会女子”(と、都会男子)

 

胴体から肉が剥がされ、骨が抜かれ、

この辺から「美味しそう、お腹すいた」と聞こえ始める!

 

頂きましょう。

鶏さん、ありがとう。

 

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脂がとっても美味しいお肉なので

バーベキューではなく鉄板焼きで。

(ホットプレートですが)

 

胸肉は分厚めに切り、塩コショウ。

表面を焼き、蓋を閉め少し蒸して、焼き過ぎないように。

ササミは湯引きして、生姜醤油で。

もも肉も大きめにザクザクと切り、塩コショウで贅沢に。

 

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朝からグツグツ煮込んでいた手羽(捌いた鳥とは別で)と昆布を入れた鍋。白菜とネギと人参とキノコときりたんぽ(みんなでつくりました)を投入。味付けは醤油と酒とみりん。

これが本当に美味しい。

 

用意したお肉と鍋が、一瞬で無くなっていきました。

臭みがなく、柔らかくて、新鮮なお肉は塩コショウが一番美味しい!

 

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鶏一羽の命を頂いた仲間たち。

とても仲良くなりました◎

 

普段は住む場所も仕事も生活も全く異なるけれど

同じ時間を共有できる場であり

やってみたいことを実現できる場

そして人の輪がもっともっと広がってゆく場として

いろんなイベントを開催していけたらよいなとおもいます。

 

今回のお肉は南丹市美山の養鶏場

「匠京地どり・京美白どりの 流胤」の

京美白どりでした。

http://www.pref.kyoto.jp/chikusan/documents/20kyobihakudori.pdf