ココペリハウスのあれやこれ

京都の里山にある‘ココペリハウス’の日々のことを綴ります。田舎暮らし、循環農法、山羊との生活、山里の四季などの記録です。

せっせと回る回る

しばらくの間あたたかい晴れの日が続きました。

ココペリファームの田畑も春のうららかさに緑が少しづつ濃くなってきました。

 

去年はじめた田んぼ。

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稲刈りが終わって一ヶ月ほどした頃の年末に、稲藁を燃やしたのを田んぼ全体に撒きました。

それに加えて米糠と、山羊のこめこの堆肥も撒きました。

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一輪車でせっせと運んで撒きます。


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撒き終えたところで、お天気が続いた年越しすぐの頃に一度耕す。
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早めに耕しておくことで

  • 有機質の肥料なのでゆっくり分解していく
  • と同時に残した稲株の根の分解をはやめる
  • ふかふかな方が生き物/微生物が増えそう

 

耕した所で冬の間はお休み。。。

 

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そして3月の中ごろから田んぼにお水を入れました。

 

本当は冬季淡水(とうきたんすい)をしたい。

冬季淡水とは、稲刈りが終わった水田に冬場も水を張っておくこと。そうすることで微生物が繁殖したり、土壌の分解が進みます。またヌカや有機肥料を撒くことで水田ごと発酵分解することになります。

さらに、冬季淡水をすることで除草効果が大いに期待できる。

 

冬季淡水をしたいのだけど、ココペリファームの水田ではできないのです。。。

なぜなら、田んぼの水が道路に漏れ出てしまうから。

冬場に水が道路に漏れ出ると、凍ってしまって危ないのです。

 

なので、冬季淡水は、断念。

それならば!と、凍結の心配がなくなった頃を見計らって早めに水を入れる事にしたのです。


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約60センチの幅のディーゼル式手押し耕運機で耕していきます。

長い辺を行ったり来たりするので、短い辺を25mとして、

耕す部分がかぶることもあるので約50cmずつ進むとして、

25往復!!

プラスでぐるり(一番外側)を3回。

計3時間半かかりました。。。


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別の日には畑の一角を耕運。

この機械は近所のおっちゃんにお借りしました。

ここを低い畝にして、畝間に水を張って、稲の苗を作る育苗場所にするつもりです。

初めての試み。上手くいくかなー。

 

そしてだいぶ背が伸びて青々とした麦畑の除草も行いました。
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こちらはライ麦

例年よりも(といっても4年目だけど)だいぶ背が低いです。

・栽培環境が変わったから(去年までは山間の棚田で育てていました)

・暖冬だったから

・鹿に食われたから

・肥料分が少なかった

の理由が考えられます。

今後の様子を見ていきます。

 

ライ麦は筋まきしていたので、その間を耕運機を走らせました。

だいぶ草が伸びていたので完全にはいきませんでしたが、畝を作っていなかった、水はけがよく土がよく乾いていたこともありスムーズに進みました。

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ライ麦は、すでに穂がのびています!


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こちらのスペルト小麦の除草も完了。

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スペルト小麦は背丈はだいぶ低いですが、しっかりと力強く育っています。

 

雨予報が続くということで、晴れ間続きで土がよく乾いているうちにやりたかったことを一気に進めました。

連日なれない機械を扱っていたので肩や背中が筋肉痛に。

やはり機械は疲れますね、でも機械の力は偉大です!