晴れたり雷雨になったり雹が降ったりと
お天気がコロコロ変わる4月18日に、
種籾播きの作業を行いました!
〜前の記事より〜
稲の苗をつくるには
- 種籾を用意する
- 塩水選と温熱消毒をする
- 催芽させる(芽出し)
- 土を入れた苗箱に種を蒔く
- 発芽するまでシートをかけて寝かせて
- 1cm前後芽が出たところで日にさらす
- 田植えまで水を枯らさずに大きく強く育てる
ざっくり言うとこんなかんじ。
〜〜〜〜〜
前回の記事では、⑴〜⑶までをご説明しました。
▼催芽させた種籾
発芽具合が今一歩でしたが、
稲の苗作りはこれでやってみることに。
⑷土を入れた苗箱に種を蒔く
今年の田植えも手植えで行う予定です。
なので、ポット苗で育苗することにしました。
合計25枚。
先輩農家さんにお古を譲っていただきました。
‘苗箱育苗’と‘ポット苗育苗’とで悩みましたが、
ポット苗の方が根の張りが早いということでこちらにしました。
◯まずはポット苗箱に、土を入れていきます。
今回使う土はこちら。
近所のホームセンターコメリで売っている
水稲育苗培土 これ一番!
この土をポット全体にやや少なめに入れていきます。
◯一つのポットに2粒ずつを目標に、種籾を蒔いていきます。
大自然の中でデスクワーク。
お天気が良く、景色と風が心地よい。
ご近所の親子も参加してくれ、子どもがキャッキャ遊ぶのを見聞きしながら和やかに進める。
順調に進めていたら急に雷が鳴り始め
ひと嵐きそうだったので、倉庫の中に移動。
機械や農機具に囲まれながらのデスクワークをしていると、案の定、雷雨がやってきました。
大粒の雨とそれに混じる雹。
春の天気は変わりやすい。
お昼ご飯を食べながら嵐が過ぎるのを待つことに。
▼本日のワンプレートお昼ご飯
昼食後はすっかりと晴れました。
雨上がりに水たまりで遊ぶ風景。
いいなーこの感じ。
そして、子どものパワーも注入!
播き終わった苗箱に水をかけていきます。
種が浮き上がらないように注意しながら、
やさしく水やり。
その後、上から土をかけたら畑へ。
▼育苗場所に並べていく。
苗代(育苗する場所)についても悩みましたが、先輩農家さんのアドバイス通りに今回は畑で育ててみることに!
畑で育てますが畝間に水を溜めるので、
「折衷苗代」というそうです。
水を貯める畝間と苗を並べる畝が大体おなじくらいの高さになるようにして、畝を水平にします。
前日からの雨と、直前の雷雨のおかげでいい感じに畝が湿り、畝間に水が溜まりました。
水が減ってきても、もともと田んぼだった場所で水を引くことができるので水の確保には困りません。
畝の上にはネットを敷いて、ポット苗箱と土が圧着しすぎないようにします。
くっついてしまうと、出来上がった苗を運ぶときに苦労するそう。
苗箱の底が浮かないように、板を上に乗せて踏みながら圧着させていきます。
ただただ苗箱の上に板を乗せて踏んでるだけなのに、なんだか楽しくなっちゃってみんなで歌って踊りました。
⑸発芽するまでシートをかけて寝かせる。
圧着させた苗箱に、ラブシートと呼ばれる少し厚めの不織布シートと、銀色のシルバーシートを被せます。
発芽してすぐの芽は日の光に弱いのですぐに焼けてしまいます。
なので強い直射日光が当たりすぎないようにこの二枚のシートをかぶせます。
シートがあることで、乾燥や強い雨からも守ってくれます。
芽が出そろうには約3〜4日かかります。
場合によってはもう少しかかるかも?
それまでしばし寝かせておきます。
今回このような育苗方法を試みましたが、
上手くできるのか、不安しかない。
なので、保険苗を別で育てることにしました。
ポット苗ではなく、苗箱での育苗です。
苗箱に土を敷き、種籾を蒔きます。
一箱に100gの種籾を蒔きました。
この上から土をかけて完成。
計2枚です。
この苗箱は畑ではなく、
野菜の苗を育てている不織布トンネルの中に枠を作り、ビニールを敷いて水を溜められるようにしたプールでの育苗をします。
こちらの2枚にも同様にラブシートとシルバーシートを被せて発芽を待ちます。
どのような違いが出るのかを比較しながら育てていきたいと思います。
発芽するまでがドキドキワクワクです。