ちょうど去年の今頃、自家栽培した大豆とスペルト小麦で醤油麹をおこし、お醤油を仕込みました。
▼2020.3.27のブログ
仕込んでから1〜2ヶ月は小まめに混ぜて経過を観察していました。
▼2020.4.12のブログ
変化するお醤油と秋に仕込んだ柿酢 - ココペリハウスのあれやこれ
が、その後はほったらかしになり…
梅雨の頃にふと気がつくと、ガラスビンにはぎっしり白い膜がもくもくと出ている…
その時の私は何を思ったか「混ぜてしまえば大丈夫!」と大胆に混ぜました。
すると数日後に白い幕がまた浮いてきました。
これは……
この時点でお醤油作りは失敗したと思い込み、小まめに面倒を見なければいけないのは向いていないと諦めました。
袋に詰めて黄色い樽に入れて仕込んでおいた方のお醤油は中を見るのもいやになり、そのまま無かったことにしようと奥の方へ仕舞い込みました。
冬も近くなったころ「そういえば、お醤油どうなったかなぁ、そろそろ処分しなきゃ」と、ビンと樽を奥から出してくると、ガラス瓶の方は相変わらずのモクモク加減(しかも黒いモクモクも出てました)。
ためらいながらも黄色い樽を開けてみると…
ん?!いい香り!?
お味噌に似たような、お味噌よりも甘塩っぱい、いい香りが漂います。
もしかしたらこれはうまくお醤油になっているかもしれない、と開けてみるが、うまくいっているのかどうなのか、よくわからない…
なので「もうすこし熟成してください!」と蓋を閉め、蔵の中に再度仕舞い込みました。
冬の寒さが落ち着き、2月の終わり頃にお味噌作りをしました。その時に、そう言えばお醤油どうなったかな〜と、取り出すと、秋よりも香りがだいぶ強くなっていました。美味しそう!
お醤油搾りをしたことのあるお友達に一応確認してもらうと「これなら大丈夫そう!」とのことでした。
レッツお醤油搾り♪
まず準備したのは、搾り袋。
家にあった晒しで作りました。
ミシンでチクチク
ジャジャーン!袋になりましたー!
これを、熱湯でグツグツと消毒をして使います。
▼これが袋で密封して熟成させていたお醤油。
開けてみると…
わぁ。
できているのかどうか、正解がよくわからないけど、いい香りはします。
これをおたまですくって晒し袋のなかへ。
おおおー!!!お醤油が垂れてる!!
袋をぎゅっと縛り、手で少しずつ搾ります。
手では搾りにくくなったので、
漬け物容器で少しずつ圧をかけながら搾ります!
じわじわと溜まる。
今回絞った分の三分の一は生醤油でいただこうと思います。
アボカドサーモンいくら丼にドバッとかけて食べるんだー!
のこりは火入れをして、大切に使おうと思います。
はじめてのお醤油作りは、なんだかんだいい感じに成功していたようです。
市販のお醤油にはない、出汁のような深みとコク、ほんのりとあまみがあってほんとうに美味です。
大豆と小麦が家にあったので興味心で作ってみましたが、初めの2〜3ヶ月までは手間がかかるのと、搾るのが大変、なのでまた次作る機会があるかはわかりません(笑)
ちなみに、今回搾ってみたのは袋で密封して熟成させたお醤油です。同じ時に作ったガラスの瓶のお醤油ですが、白や黒やグレーっぽいモフモフウネウネが表面にぎっしりと生え、開けるとモハっとしたなんとも言えない臭いがします。
(いや、この臭い…知ってる…鶏糞をひっくり返して撹拌した時の発酵臭だ……)
下はガラス瓶の写真です。
何かコロニーが形成されていました。
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