ココペリハウスのあれやこれ

京都の里山にある‘ココペリハウス’の日々のことを綴ります。田舎暮らし、循環農法、山羊との生活、山里の四季などの記録です。

砂壁に漆喰を塗ってみた〜準備編〜

穏やかな日々が続きます。

家にいる時間が長いので、やりたいことを着々と進めています。

今日は、はじめて漆喰を塗ってみました。

 

ココペリハウスのデッドルームとなっている、北側中央の4畳半の和室

北側であまり陽が入らず、畳もふすまも茶色く焼けているので、昼間でも暗〜い

日焼けしないのをいいことに、この家に住みはじめてから今まで、物置きと化していました。

このお部屋を心地よく使えるようにしたい!

と思い立ち、明るいお部屋に変身させることにしました。

壁を明るくしよう

 

この部屋は2辺がガラスふすま、一辺が押し入れのふすま、もう一辺が北側の窓に白系の壁紙

となっています。

ガラスふすまと押し入れのふすまのうえには色褪せてきた緑色の砂壁。

この、砂壁部に漆喰を塗って、光が反射して明るいお部屋になるようにします。

失敗しても人が出入りする部屋ではないので、問題なし。

レッツ、チャレンジ。

 

近所で一番大きなホームセンターコーナンへいき、材料をがさっと購入してきました!

  • 漆喰うまくヌレール オレンジ5kg
  • コテ
  • マスキングテープ
  • マスカー
  • 下塗り剤アクドメール1kg
  • ローラーとトレイのセット
  • ハケ

 

コテ板は、家にある板と木材で自作しました。

コテ板に分厚めのビニールを貼ったらとても使いやすくなりました。(調べたところサランラップがいいと書いている人もいましたが、サランラップではすぐに破れてしまいました。)

 

下塗り剤を薄めるための計量は、ペットボトルを切って使いました。予め線を引いておくかデコボコのあるものだと量りやすいです。

 

あとは、

ゴム手袋、マスク、新聞紙、踏み台。

これで道具が揃いました。

 

〜漆喰を塗る準備をする〜

  • 壁の汚れを落とす
  • 養生/マスキングテープを貼る
  • 下塗り剤(アクドメ)を塗る
  • しっかり乾かす

 

 

まずは、壁の汚れを落とします。

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今回の砂壁は、大きな損傷はありませんが古くなってきているので触ると砂がポロポロと落ちます。

そのまま上から漆喰を塗ると、漆喰が剥がれてしまう原因となるので、ある程度の砂は落とします。

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砂を落とすために使ったのが、亀の子たわし!

これはとっても便利でした。

安いし、小回りが効くし、硬さがちょうどいいし、使い終わっても何かと使える!

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左側が擦ったあと、右側が擦る前。

砂埃がポロポロと落ち、気づけば部屋中がら埃っぽい。

手袋とマスクをしていて正解でした。

 

擦って汚れを落とし終わったら、一度掃除機で綺麗にお掃除。

ついでに天井や窓枠のクモの巣や汚れも吸い取りました。

 

これだけでもだいぶ綺麗な部屋になったなぁ…

 

 

次に、養生をします

漆喰を塗らないところや付けたくないところをカバーしていきます。

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塗り面のふちにマスキングテープを貼りました。

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漆喰は塗ると厚みが出るので、その厚み分を考慮して1〜2mm程隙間を開けておきます。

隙間なく壁にぴっしり貼ってしまうと、テープを剥がす際にせっかく塗った漆喰までポロポロと取れてしまったり、マスキングテープが取れなくなってしまったりするそうです。


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漆喰や下塗り剤を垂らしたり落としたり飛ばしても大丈夫なように、塗り面より下のガラスふすま、床全面にマスカーを使って養生しました。

マスカーとは、テープに薄いビニールがついているものです。

とても使いやすいです。

 

続いて、

下塗り剤(アク止め)を塗る

 

綺麗な漆喰を塗っても積もり積もった汚れや木材のアクが浮き出てくることがよくあるそう。特に古い壁や木がある場合にはなどは注意が必要とのこと。

 

仕上げで塗る漆喰は真っ白ではなく、すこし黄色がかった色にしました。

塗り方も下手だろうし、もともと黄色がかっているし、アクが浮き出てもそんなにわからないのでは?

と思いつつも、しっかりと下塗りをしました。f:id:kokopellisalon:20200508154722j:image

アクドメールという下地処理剤を使用。

ボンドも入っていて、アクやシミを止めるうえに下地の強化もしてくれます。

砂壁は特に下地としては脆い方なので、ボンドが入っているものを塗って補強しました。

 

全ての壁に塗り終わったところで、しっかりと乾燥させます。

最低1日以上とのことなので、この日の作業はここまでとなりました。

 

 

 

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