ココペリハウスのあれやこれ

京都の里山にある‘ココペリハウス’の日々のことを綴ります。田舎暮らし、循環農法、山羊との生活、山里の四季などの記録です。

迫る田植え祭り

5/24,25,26は、田植え。

着々と準備を進めております。

 

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田んぼ巡回中のこめこさん。

 

ココペリハウスのすぐ横の1反ほどの田んぼ。

水を溜め、耕運機で代かきをし、泥をとろとろにします。

 

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代かき1回目完了。

 

代かきをして泥と水を混ぜ、土を細かい粒子にすることでトロトロの良い土になります。

 

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水田で米を作るには、水が命なのですが、

田んぼによって保水力が全然ちがいます。

この田んぼは、水がよく漏れる…

なのでしっかりと"あぜ練り"と"あぜ塗り"をします。

 

あぜ練りとは、漏れる側のあぜの際を何度も代かきをして粒子を細かくすること。土の中の空気が抜け、土の粒子が細かくなるので水漏れの隙間に詰まり漏れなくなります。

あぜ塗りは、その細かくなった土をあぜに塗り叩き壁を作ること。

 

水分を含んだ土って、重たくて扱いにくい。

しかもトロトロなので、水と一緒に逃げていく。

意外と苦労する作業です。

 

稲を育てるには、水が不可欠。

(水を張って育てる稲を水稲'すいとう'といいます。)

(水を溜めずに育てる陸稲'りくと'というものもあります)

あぜ練りとあぜ塗りの効果があると良いのですが…

 

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1度目の代かきがうまくいき油断していたら

連日の日照りと水漏れで一気に水が引いていた!!

急いで水路を開け水を入れ直すも、

なっかなか溜まらないこの田んぼ…

 

田植えの日にちが迫り

さいごの代かきをしたいのに水が溜まらず

作業日も限られているのに

水が溜まらず…どうする!焦る!

 

「この上に池があって、田んぼの水に使ってたんやで〜でもこんな草ボーボーじゃあかんわ。行かれへんわ」

と、いつもお世話をしてくれるおっちゃんが言っていたのを思い出す!

 

見に行くしかない!

 

マムシが出るかもしれないこの季節。

長袖長ズボンに長靴を履いて、帽子をかぶり、手袋をしっかりはめ、鍬を持って、いざ。

背丈以上に伸びた草をかき分けかき分け

獣道を歩き、水路をたどり、

はじめて見た丘の上に広がる池。

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なんて綺麗な場所…

 

そして後ろを振り向くと

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美しく広がる景色。

いつも見ている景色、美しい農村風景。

 

こんな近くに、こんなに素敵な場所があったのね。

 

しばし景色に見惚る。

無事に水の出し口も発見し(今回は確認しただけ)

もしもの時に備えておく。

 

とりあえず、明日明後日が雨なので、我慢して待ってみます…

はじめての田は慣れないことだらけ、日々勉強。

 

焦る毎日を、こめこが癒してくれます。

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はしゃぎ過ぎて失敗して転んで目の上ザザーってなったり


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食べ過ぎてお腹がおっきくなっちゃったり

柿の葉を食べたくて二足歩行したり


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首がひんまがったり


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爪切りしながら寝ちゃったり


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新たなお気に入りの場所でくつろぐと

ジャングルに居るように見えたり

 

表情と感情豊かなこめこさん。

お茶目なドジっ子でよく笑わせてくれます。f:id:kokopellisalon:20190519070524j:image

 

雨が降れば、畑も進めたい。

草刈もしなければ。

さて!気合い入れて野良仕事するぞー!

 

はじめての米作り。

ココペリハウス一周年!

田植え祭りは5月24,25,26日です!

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