5月入ってすぐは、暑すぎるくらいの晴天でした。
ココペリファームでは、畑作業と田んぼに大忙し。
まずはよく乾いた畑を耕す!
ココペリファームでは、数枚の畑や田んぼを借りていて、その中の畑一枚が約3畝ほどあります。
去年は近所の心優しいおっちゃんに大きなトラクターで耕してもらい、大豆や生姜や小豆を育てたので、きれいな畝が残っています。
どんな風に畑を作っていき、管理をしていくか。
考えた結果、今年のココペリファームは、マルチ(ビニール)を使わずに、刈り取った草を畑にどんどん積んでいく方式で行くことにしました。
草を積むことで、草の成長も抑制されますがさいしょの草の処理があとあとに響いてくるので、
残っている畝の上を、ディーゼル式の手押し耕運機でガガガっと耕しました。
畑の端の方を水を溜めて稲の苗作りに使っていることもありしまっている部分もあるので、よく乾いている数畝のみ耕すことに。
手押し耕運機も結構な力を要します。
バックすると持ち手側が浮き上がったり、段差を上手く越えられずに転倒しそうになったり…
予測する力と瞬発力とある程度の筋力が必要不可欠。
この日は天気が良かったのでご近所さんも散歩をしたり畑をしたり、タケノコを掘ったりと、勢揃いでした。
そんなみなさんに見守られながら、なんとか耕運機をバックさせながら畝の上をうまく進み「このくらいかな?」と深さを調整しながら耕していると、
ふと気づくと後ろにさっきまでタケノコを掘っていたおっちゃんが!
「こんなんではあかん!もっと深く耕さな!」
とのご指導がはいりました。
その後の調整で、めっちゃいい感じの畝ができました〜。
そして、種を撒く!
出来上がった畝に、種を蒔いていきます。
わたしが今年3番目くらいに力を入れたかったのが、こちら。
ヒマワリです!🌻
ひまわり油を摂る用です。
去年お友達に頂き育ててみましたが、小さなものしか出来ずでした。でもなんとか種はとることができました。
去年取れた種と、去年蒔かずに残してあった種を畑に丁寧に播きました。
少しだけ水やりをして、上から籾殻をたっぷりかけました。
その他に藍の種と、サツマイモの苗を少しだけ植えました。
2日ほどしたら雨が降りそうな予報です。
待ち遠しいです。
翌日。この日は30度近い夏場になるとの予報でしたので、朝っぱらから作業開始。
田んぼの代掻きをします。
ここでも活躍する手押し耕運機さん。
ココペリファームの田んぼは、無農薬・無除草剤・無化学肥料で育てます。
農薬や除草剤を使わずに育てるためには、田植えをするまでにある程度の除草をしておくことが大切。
今回の代掻きは除草目的です。2回目です。
「冬の間乾かしてあった田んぼに水が入ることで、雑草の種たちが目覚めます。
ある程度の温度になると、根が伸び発芽し始めます。
そこでトラクターで土と水とを撹拌することで、その芽吹いた雑草たちが土からはがされ水に浮き腐っていきます。」
という理屈で水を溜め、代掻きを何度もしています。
ただ、2回目の代掻きをしていた気づいたことは、思っていたよりも雑草が芽吹いていない。
去年の田植え10日後ほどのことを思うと、雑草の量が全然少ない。
やはり温度がまだまだ低いからかな?
1反の田んぼを手押し耕運機のギア1で走ったので、おおよそ3時間半ほどかかりました。
まだ涼しい朝7時半から代掻きを始めましたが、時間が経つに連れて暑くなってきます。
耕運機の音と振動と強い日光を浴びながら単調な作業を続ける合間に、山羊のこめこさんがのんびりする様子を見られるのは、気持ちがとても楽になります。
あとは田植え直前にもう一度きれいに代掻きをして土をならせば田植えの準備は完了です。
麦の成長も順調です。
奥がライ麦で、手前がスペルト小麦です。
畑の畔の草刈りを一気に終わらせ、その草を畑へ運び、ライ麦とスペルト小麦の間に敷いていきます。
ライ麦の穂がぐんぐんと伸びています。
色が薄く、背丈も低いままだったので、生育不良かなともおもっていましたが、意外と伸びていました。
いま、ちょうど花が咲いています。
しっかりと穂が膨らむといいのですが。
少し離れた場所にある1畝ほどの小さな畑にも行ってきました。
こちらは、去年の秋に植えた島大根の種。
しっかりと膨らんでいます。
カラカラに乾いた頃に種取りをします。
ジャガイモも青々としてきました。
実はこのジャガイモ、昨年の秋に食べ損ねて段ボールの中で目が出て伸びてヒョロヒョロもやしになっていたものです。
どうせ捨てるんだし、と試しに植えてみたら、この通り!立派に芽が出ています。
芽かきをして、土寄せをしました。
春先にキャベツも植えました。
春は蝶々や虫が卵を生んですぐに葉っぱを食われてしまうので、トンネルでしっかりガード。
5株だけですが、大きくなってきました。
5月の頭頃は、どこもかしこも夏野菜の苗の定植で大忙しですが、ココペリファームの野菜の苗は、まだまだ小さいので、畑デビューはもうしばらく先になりそうです。
ゆっくりでもいいので、しっかりと力強く育てたいです。