ココペリハウスのあれやこれ

京都の里山にある‘ココペリハウス’の日々のことを綴ります。田舎暮らし、循環農法、山羊との生活、山里の四季などの記録です。

人参の種。

はじめて人参の種取りに挑戦してみました。

 

去年の夏に蒔いた固定種の沖縄の「島にんじん」。

育ちの良い綺麗な形の人参を、畑の隅に移植しました。

春になった頃に人参から薹(とう)がたち(花芽が出ること)、5月の終わりころから花が咲きました。

いままで人参の花を意識して見たことがありませんでした。

f:id:kokopellisalon:20200711162156j:image

たくさんの白くて小さな花が付いていてそれはそれはきれいです。

思わず手のひらでポンポンしてしまいたくなるような形と感触。


f:id:kokopellisalon:20200708125832j:image

人参は、一つの株からたくさんの花を咲かせます。

それがまるで花火のよう。
f:id:kokopellisalon:20200708125849j:image

花の最盛期が過ぎると、丸かった花全体が上に反り返ってきました。


f:id:kokopellisalon:20200708125846j:image

反り返った人参の花の小さな白い花びらが散ってしまうと、ツンツンと毛のついた小さな粒がたくさんできてきました。

これが正しく人参の種!


f:id:kokopellisalon:20200708125841j:image

それから少しずつ枯れ始めて茶色く熟してきます。

全体がだいたい茶色くなって熟し切った頃に茎を切って束ねて日陰干しに。

f:id:kokopellisalon:20200814131418j:image

梅雨の時期を跨ぐのでなるべく風通しの良いところを選びました。

そして山羊のこめこさんに食べられてしまわぬように高いところに吊るしました。

 

f:id:kokopellisalon:20200814131623j:image

からからに乾いたのを見計らって、種をバラします。色が綺麗で種の周りの毛がしっかりとついたエネルギッシュなパワーを感じるものだけを選びます。

量はさほど多くないので手でしごいて種を取りました。

購入したニンジンの種は、種の周りの生毛が取り除かれているものがほとんどです。

でも、自然にできた種には毛がびっしり。これには必ず理由があるはず。なので、ココペリファームでは生毛を取らずにそのまま蒔くことにします。

 

ニンジンの栽培は、“発芽させられるか”が一番の難点と言われます。綺麗に発芽すれば人参栽培の半分は成功したようなもの。

秋〜冬に収穫するには7月終わりから8月にかけて種まきをしなくてはいけません。その時期は日差しが強くとても暑いので畑の表面がすぐに乾いてしまいます。

ニンジンの種を発芽させるためには25〜30度以上の場合7〜10日ほどかかりますのでその間畑が乾いてしまわないように注意しなければなりません。

天候を見て雨予報の直前に種をまくのが一番いいのですが、雨がしばらくない場合は水やりが必須です。

大規模でしたらホースチューブやスプリンクラーなどを活用しているところが多いですが、ココペリファームはたったの一畝ですので、ジョウロとバケツを使って人力での水やりとなるでしょう。

ニンジンの種の周りの生毛には周りから水分を吸い取って種を保湿させる役割があるのではないかなと私はおもいます。ニンジンは、種がしっかりと保湿されていないと発芽率がガクッと落ちることを知っているはず。

植物のことはその植物が一番よくわかっているのだろうし、長い年月を経て都合の良いように必要なものを備わせているのでしょう。

 

 

 

ブログのランキングに参加しています。

▼のボタンを押すことで、投票となりますので

是非ポチッ☝️とお願いします‼️

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ にほんブログ村 その他ペットブログ ヤギ・ミニヤギへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ
ブログランキング・にほんブログ村へ