ココペリハウスのあれやこれ

京都の里山にある‘ココペリハウス’の日々のことを綴ります。田舎暮らし、循環農法、山羊との生活、山里の四季などの記録です。

農村体験の受け入れ体験(!!)

先日、京都市内の東山中学校3年生四名が

ココペリハウスで一泊二日の農村体験へやってきました!

 

南丹市では、教育民泊の受け入れを積極的に行なっています。

「京都丹波 食と森の交流協議会」が受け入れの段取り等々をしてくださり、地域の農家さんや田舎暮らしをする家庭へ振り分けていくというもの。

関西の中高生、地域によっては台湾や海外からの受け入れもされています。

 

教育民泊 初参加!のわたしたち。ドキドキワクワク

 

今回ココペリハウスへやってきたのは、

東山中学校3年生の男子四人!

(背 高い〜〜!)

 

まずみんなにしてもらおう!と思ったのが、

数日前に植え終わった田んぼの除草。

 

農薬を使わず、機械も無いので、

除草方法をいろいろ聞きまわった所、

なんだか良さそうだな、試してみよう!

と思ったのが、「竹ぼうき除草」。

 

せっかくなので、竹ぼうき作りからスタート!

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裏山の竹林へ。

切って積み上げてある竹の枝を集めてそれぞれマイ竹ぼうきを作る。

竹ぼうきって普段何気なく使いますが、

本当に繊細で、なにより密度が濃い!!!f:id:kokopellisalon:20190602061644j:image

出来上がった竹ぼうき。
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こちら、なんたんテレビの取材班。

はたしてこの地味な竹ぼうき作りはテレビ映えするのだろうか……


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それぞれマイ竹ぼうきが出来上がったところで田んぼへ。

田んぼのヌルっとした感じや、生き物がたくさんいることに若干抵抗していましたが

意を決して田んぼに入る!!!

「うおぉぉぉ〜〜…!」と感情がこもった叫びがあちこちから聞こえる(笑)

(実は私も田んぼに素足で入るのは大の苦手…!)

 

前に進むのもままならない中、

稲の苗の間を竹ぼうきで掃いていってもらいます。

竹ぼうきが小さくなったり大破したりで大変でしたが、なんとか転ぶことなく終えられました。

 

晩御飯は、薪窯ピザ!

まずは、薪を拾いに行き薪を作るところから。

火遊びができる&ピザが食べられると言うことで急にやる気に満ち溢れる彼らたち!

肩いっぱいに担いで持ち帰った薪を、ピザ窯に入る大きさに切っていく。

そして火入れ!

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杉の葉がよく燃えること、小枝から順に太い枝にしていくこと、一時間以上燃やし続けることを伝え、バーナーを渡し、あとは彼らにお任せ。

苦戦していましたが、良い感じの窯に仕上がりました◎

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ピザも、自分たちで生地を千切り、丸め、伸ばしてトッピング。

一度だけ焼き方のお手本を見せ、あとは彼らにお任せ!

飲み込みが早く、器用に上手に焼いてました。

さすがです!

 

あたりが暗くなったころ

縁側から家の前の田んぼをぼーっと眺めていると

小さな灯りがフワリと見える。

……蛍だ!!!

彼らは嬉しそうに走って探しに暗闇へ消えて行きました。そして闇から聞こえる楽しそうな声。

私達もうちの前にもいるんだなととても嬉しくなりました。

 

そんなこんなでお腹も満たされ田舎の夜を満喫したところで就寝…

 

二日目。朝ごはんを食べ支度を済ませ、

向かうは(また)竹やぶ。

お昼ご飯の流しそうめんのために竹を切り出します!

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切り出してきた竹を、真っ二つに割って中の節を取り除きます。

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足場を付け、ホースを設置。

要領よく、道具も上手に使いこなし

ささっと完成!

(ちなみに私はほとんど手伝ってません)

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作業をする横でのんびりのこめこさん。

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たまに構ってもらう。

ご飯ちょーだい、とおねだり。

 

そうこうしてる間に、

流しそうめん始まりで〜〜す!
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下で待受ける彼ら。

たのしそう。(楽しかった!)

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お互いの知恵や考えを出し合い器用にこなしていくなぁというのが印象深かったです。

それよりもなによりも、

中学生男子って、ほんとよく食べますね。

 

短い時間でしたが、

自然あふれるココペリハウスで

田舎での暮らしを一緒に過ごし経験し

たのしかった、と体で感じて貰えていたら良いなと思います!

 

「農村体験の受け入れ」体験は、

私たちにとっても良い経験になりました!

 

〈もしかしたら見てくれているかもしれない、来てくれた中学生たちへ〉

私たちもすこし緊張していた部分があったりして

団欒したり雑談したり、そんなことが少なくなってしまいました。

でも楽しんでいる姿を見られて、私たちも楽しかったです。

またいつでも遊びに来てください。

季節ごとに見える景色やできることがまたちがいます。

家族や仲間を連れて、恋人をつれて、もちろん一人でも。

いつでも、どうぞ!